年下彼女のご機嫌いかが??
『パパ、本当のことなの。あたしのお腹には赤ちゃんがいるんだ…』



レイナはゆっくりと、そしてはっきりと答えた。



『そんな……急に何を言うかと思えば…全く話にならない』



『僕はレイナさんには子供を産んでほしいと思っています』



『学っ…、学…校はどうするの?!』



レイナのお母さんが慌てながら声を出す。



『辞めるつもり。産みたいの…あたし、どうしても産みたいの…』



重い空気に包まれた部屋の中、



レイナのお父さんはため息をひとつつき、



『真下君…君は立派な社会人だよね?だったら、いかに今、君が言っていることが、世間の常識に反してるか分かるだろう??』



と、俺に問いかけるようにつぶやいた。





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