年下彼女のご機嫌いかが??
『まったく、教えろって』



何度聞いたって姉ちゃんは俺を睨むだけ。



母ちゃんはその様子を見て、



『……お姉ちゃんは流星君と結婚するのよ』



と、小さくつぶやくように俺に言った。



『け、結婚??はぁ??マジでぇ??』



俺はあまりの驚きに椅子から落ちそうになった。



姉ちゃんはそれを見て、ひと言、



『バ~~カ』



そう言って、学校へと行ってしまった。



彼氏とやらが家に来たのはそれが理由かよ。



………結婚って、マジかよ。



この家を姉ちゃんは出ていくってことだよな。
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