年下彼女のご機嫌いかが??
姉ちゃんがいなくなる……。



『なんでだよ??高校卒業してからでいいじゃん。結婚なんてさ、なんでそんなに急ぐ必要があんだよ??』



俺は思わず慌ててしまった気持ちを落ち着かせた。



『エイトがそんな怒ることじゃないでしょうが…変な子ね』



母ちゃんは首を傾げた。



ヤバい……こんな事にムキになっちまったら、



母ちゃんに勘付かれる。



『だってさ、俺だって高校なんか行きたくねぇもん』



なんとか適当にごまかさねぇと。



『あんたは来年受験でしょ?ちゃんと勉強頑張りなさい!!エイトは遊んでばっかりいるんだから…』



『ふんっ…なんだよ。姉ちゃんだけ』



俺はわざとふてくされたようにして見せた。


< 263 / 448 >

この作品をシェア

pagetop