年下彼女のご機嫌いかが??
絵梨は照れながら、



『今日部活終わるの待ってるね。一緒に帰ろうね?』



そう言って、真っ赤な顔で俺に笑顔を向けた。



『おぅ!!了解!!』



絵梨を好きだとか、可愛いとか、



こうして付き合ってる意味さえも、あんまり深く考えたことなかったけど、



なんか絵梨といるのは落ち着くんだよな。



こんな気持ちになるのも、



悪くはねぇなって思ったりしてる俺もいる。



『エイト大~好き♪』



絵梨は照れ屋のくせに、



ストレートな言葉を俺に沢山くれる。



考えてみたら、絵梨といる時の俺は、



なんか笑ってたり、結構楽しかったりしてねぇか?



こういう気持ちでいれる、



こんな俺でいられることが、



すげぇ大きな意味があるのかもしれねぇな…。



ひょっとしたら、絵梨となら俺は、



出口のない片想いから、



抜け出せるのかもしれねぇって、



何故か、そう思えた。
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