年下彼女のご機嫌いかが??
今まで考えたことのなかった孤独感。



一人だけ取り残されたような、



寂しい気持ちがあたしを包む。



学校辞めたのはあたしの強い意志。



決心だって固かった。



揺るぐはずのない決意だったのに、



そう自信すらあった。



けど、やっぱりいざ学校を辞めてしまうと、



その重みに負けそうになっている自分がいた。



『やっぱ……泣いてんじゃんか……』



『……んなわけ…ないじゃん…』



いつの間にか流れていた涙を、



あたしより先に見つけたのは、



あたしの顔を心配そうに覗き込むエイトだった。
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