年下彼女のご機嫌いかが??
第28章***REINA
『これ、俺の彼女、絵梨』



『はじめまして~!!鳥居絵梨です』



エイトが彼女を連れて帰って来た。



『はじめまして。エイトの姉です…』



前に連れて来た子とは明らかに違う女の子。



エイトの少し後ろに遠慮気味に立って、



愛しそうにキラキラした目でエイトを見ている彼女。



『姉ちゃん…今日はこっちに帰って来てたんだ…』



エイトは聞こえるか聞こえないかの小さな声で、そうつぶやいた。



『うわぁっ、やっぱ美人だね。エイトのお姉さん♪』



なぜだか彼女はあたしを見て嬉しそうにはしゃぐ。



『荷物取りに来ただけだから、あたしはもう行くね。ママは買い物。よかったらゆっくりしていってね、絵梨ちゃん』



『えっ、あ、はい。ありがとうございますっ!!』



最近あたしはほとんどをりゅうの部屋で過ごしていた。



今日は必要なものを取りに実家へ帰って来ただけ。
< 323 / 448 >

この作品をシェア

pagetop