年下彼女のご機嫌いかが??
『もう帰んのかよ?』



大きなバックを持ち、玄関へと向かうあたしに、



エイトがまたつぶやくように言う。



『あたしがいたらオジャマでしょっ…もう、これでも気をきかせてるつもりなんだからね』



あたしの言葉に不機嫌そうなエイトと笑顔の彼女。



『何言ってんだよ。まだ姉ちゃんだって、ここの住人だろうが!いちいち気なんか使うな、バ~カっ』



『ば、ばっ…バカぁ??』



バカとは何よ!!



なんでエイトが怒るわけ??



まったく意味分かんないよ。



『っつうか、その荷物貸せよ』



『はっ??』



いつの間にかエイトの手にはあたしの持っていた大きなバック。



『重いんだろ?これ駅まで持ってってやるよ。悪りぃ…絵梨はここで待ってて』
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