年下彼女のご機嫌いかが??
『ん?どした?』



りゅうの胸にうずくまり、



あたしはゆっくりと顔を上げ、りゅうを見た。



『そういえば、りゅう、今日は何の日か知ってる??』



毎月のお決まりの質問をりゅうに問いかけてみた。



『俺達が付き合ってからの7ヶ月…ってやつだろ??』



『ぅわっ!!正解!!』



『レイナは記念日とか大事にするからな』



そう言って、あたしの頭を何度も撫でるりゅう。



『りゅうが気にしなすぎなんだよ~』



『男はそういうもんだって!』



一緒にいるのが当たり前になっているあたしとりゅう。



でも、だからこそ、最初の頃の気持ちを忘れないでいたいって思うんだもん。



『あたしがりゅうの彼女になって7ヶ月かぁ…』



『あぁ、そうだな。でも、なんだよ?あらたまって…』



『もう少ししたら、この記念日お祝いするのも、二人じゃなくて三人になるね…』



あたしとりゅうと、



そしてまだ見ぬ赤ちゃんと。



『そうだなっ…早く会いてぇな…』



『うん……そうだね』

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