年下彼女のご機嫌いかが??
まったく、どうなってんだか……。



僕のお父さんとお母さん。



とにかく仲が良すぎでしょ??



まぁ、小学六年の僕は、そんな両親の姿に、



時々こんな風に呆れながらも、



毎日を過ごしているんだけどね。



『んもぅ~~。りゅうったら、嶺雅が見てるのに……』



お父さんが仕事に出ると、



我に返ったように、僕の視線に気づき、



照れたようにつぶやくお母さん。



ってか、もう見慣れてますから。



キスの一回や二回、見たところで、



動揺なんてしないって。



そんな僕は、真下嶺雅。



ただ今、思春期の入口、12歳!!ってところ。
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