年下彼女のご機嫌いかが??
『そうですか…私、それでも真下さんが好きです!憧れますっ…真下さん、結婚されてからますます素敵になりました!!気が向いたらぜひ誘ってください…私、諦めませんからっ♪』



俺の態度に納得したのか、



目の前のその女は俺にそう言って微笑みかけ、



『チョコは受け取ってくれますよね?』



少し強引に手渡した紙袋。



『ありがとう…』



これで何個目だか……。



そういえば、嶺雅は今年はいくつもらったかな?



たしか、去年は嶺雅の方が何個か俺より多かったな。



あいつ意外とモテるんだよな。



そんなことを考え振り返りながら、



俺はレイナと嶺雅の待つ家へと帰った。
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