年下彼女のご機嫌いかが??
『赤ちゃんの名前、決めないとなぁ』



『そうだね。男の子か、女の子か…。もし、女の子だったら、りゅうは絶対デレデレのパパになるね』



俺の肩に頭を乗せるように寄り添うレイナ。



『ははっ…そうかも。絶対に嫁になんか行かせねぇし…』



そして、そのレイナの指には、



嶺雅が産まれた時に、



俺が渡したプラチナのリングと



その後、二人で選んだ結婚指輪。



俺はそれを撫でるようにして、レイナの手を握った。



『うわっ……ホントに女の子が生まれたら、今からそんなんじゃ先が思いやられるね』



『レイナのお父さんもこんな気持ちだったんだろうな??』



『う~~ん……今考えれば、そうだったかもね??』



ずっと、ずっと、ずっと、



レイナがそばにいてくれる、俺の未来。



俺の歩く日々にはレイナと家族がいてくれる。



それはこれからもずっと、ずっと変わらない。



なぁ、レイナ。



お前は知ってる??



愛してるって言葉を、



俺に最初に教えてくれたのもお前だからな。



だからこそ、お前は俺にとって特別なんだ。
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