年下彼女のご機嫌いかが??
『どうかした??直樹君??』



俺の顔を心配そうに覗き込むまりあちゃんに、



『なんでもないっ……行こうか??』



俺は作り笑顔で微笑んで、



まりあちゃんと手を繋ぐ。



せっかくの久々のデート。



テンション上げてかないとな!!



と、思う俺と、



いつものようにはなれない俺。



二つの気持ちが交差して、気分は晴れないでいた。



どうしてもこの前の真下さんの言葉が、



俺の頭から消えなくて、



逆にどんどん気になり始めて、



気にしない!!って思っても、



あの時の真下さんの表情を、



忘れることは出来ないでいた。





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