年下彼女のご機嫌いかが??
手を繋ぎながら歩く公園。



木陰のベンチに座って、



俺はまりあちゃんを見つめた。



『あのさ……俺、まりあちゃんが大好きだよ……』



『うん。ありがとう…』



俺の言葉にニコっと笑うまりあちゃん。



今までの俺なら、



もうそれだけで満足してたと思う。



気持ちは同じだって。



まりあちゃんの気持ちを聞くまでもないってね。



でも、やっぱ……はっきりと、



まりあちゃんの口から聞きたい。



考えてみたら、まりあちゃんから、



言葉ではっきり聞いたことがないから。



『まりあちゃんは……どうなの??俺のこと好き??どれくらい好き??』



俺への気持ちをまりあちゃんの言葉にしてほしい。



俺はまりあちゃんを引き寄せて聞いてみた。




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