年下彼女のご機嫌いかが??
少しの沈黙が俺にはすごく長く感じた。



まりあちゃんは、俺の肩に腕をまわし、



『どうしたの??何か気になることでもあったの??』



と、甘えるような口調で言った。



まりあちゃんから甘く、いい香りが漂う。



違うよ。



違うんだよ、まりあちゃん。



今、俺がしてほしいのは、



可愛らしく甘えてほしいんじゃない。



俺のこの簡単な質問に、



ただ、答えてほしいだけ。



『まりあちゃん……答えて…』



『直樹君どうして??どうして急にそんなこと聞くの??』



『そんなこと??そんなことじゃないよ。大事なことじゃん!!まりあちゃんの気持ち……マジで知りたいんだ』



『あたしの……気持ち??』



『俺達、お互い、好きだから付き合ってるんだよね??』



まりあちゃん…お願いだから…答えてくれよ。



ごまかさないで…俺を見て。




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