【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
俺は病院へ向かった。




受付で聞くと二階の210号室にいると言われた。




ドアをノックしようとすると、



『奈都もう大丈夫だから、僕がすっと側にいるよ。



もう一人にはしない。』




ドアの隙間から見えた。




元先生が奈都の手を握り締め泣いていた。




元先生は奈都がそんなに好きなのか?




奈都に謝りながら泣いてる



どういう事?




元先生は以前から奈都を知っていた?




後ろから声をかけられた。



「もしかして琢哉さんですか?」




俺が答えると、「似てるんですよ。



兄の好きだった人が奈都ちゃんにそっくりなんです。


しかも名前が同じ夏。」





名前まで同じだなんて、元先生は奈都を通して夏さんを見てるのか?







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