【好きよりも愛してる】15才で突然ママになった奈都(2)
そして俺と朝香は付き合うよいになった。




学校ではいつも一緒にいた。



デートも何回かした。




流石に遊園地は無理たけど、水族館とかテーマパークとか、




目が見えなくても感じる事が出来る。




朝香の顔に触れ、朝香がどんな顔をしてるのかも分かる。




俺の身長は180近いのに朝香は多分155はない。




朝香にその事を言うと驚いていた。




「私153cmだよ。」




彼女といる時間が本当に楽しかった。




たけど、そんなある日朝香の両親がうちに訪ねて来た。




彼女の両親が、「君では娘を幸せには出来ない。



どうか娘とは別れてほしい。



何度娘に言っても聞いてくれない。



だから、君から別れを告げてほしい。」





分かっていたよ。





こうなる事ぐらい。




だから、俺は心を鬼にして別れを告げた。




そして、逃げる俺を追いかけて、




俺の代わりに朝香が階段から滑り落ちてしまった。




だからもう俺は覚悟を決めた。




君から離れようと。







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