Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜


バスケ??


そぉ言われて私はあの日の練習試合を思い出した

そぉいえばベンチに愛瑠ちゃんが居たよね

そっか…マネージャーだったんだ

私が思い出していると愛瑠ちゃんはそのまま話し続けた


「でねっ、今日の練習、夜遅くまでになるから、おにぎり作ろうと思って。」


あっ、そうなんだ


「そっか!私達も実習してるけど気にしないで使って!!」

気持ち良く貸す事をOKすると愛瑠ちゃんは


「ありがとう!!」

って言って笑顔で席に戻って行った


「愛瑠ってバスケ部のマネージャーだったんだね…」

杏ちゃんが口を開いた


「うん、そうだね。」

私が愛瑠ちゃんの方に視線を向けながら答えると



「大羽君と萌音が付き合ってるの知ってるのかな…」

て小さな声で呟いた


えっ……


「さぁ……?」

私は曖昧に笑って見せた


昴君と付き合ってることは多分まだ誰も知らない

会う時は誰も居ない中庭だし


たまに杏ちゃんと一緒に体育館を覗くけど

部活中は目が合って笑い合う位で話は出来ないから


それに…


人気者の昴君が私を選んだなんてみんなが知ったら

どぉ思われるだろうって正直怖かった

だって私は普通過ぎるほど普通の子だから……



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