永遠の絆
ねぇ、どうしてそんなに悲しそうなの?

どうしてそんなに優しいの?

意地悪ばっかり言って

小さな頃 私たちが出会ったばかりの頃

私は何度もあなたに泣かされたのよ。

その度にぶっきらぼうに謝ってくれた

そんなあなたが好きだったのだけど。

優しいのは、あなたが死んじゃうからなのかしら?

優しいのは、あなたが嘘つきだからなのかしら?

急に『何か買ってやるよ』なんて

最期のプレゼントにするつもりかしら?

そんなの全然要らないわ。

私は、あなたが。

私の側に居てくれるだけで、

それだけでいいの。
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