白雪姫と毒リンゴ
「雪姫も伊達に保健室に住み着いてないね。」
私は亮の腕に包帯をまきながら、返す。
「住み着いてなんかないから。」
亮は軽い冗談のように、乾いた笑みをみせた。
「亮、少しは懲りろよ。」
秋矢の言うとおりだ。
「本当に好きな奴に告った時。断られるぞ。」
亮は秋矢の言葉に声を詰まらせた。
「亮から告白して、断る女子がいるの?」
私は驚く。
包帯と消毒液を棚に戻す。
「いるね。世界に一人だけ、俺を男とも思ってない奴が。」
悔しそうな亮。
「まさか、亮の好きな人って…ホモなの?」
私は少し後ずさり。