堂々乙女と秘密の美女
昨日までの私は万人に認められるほどの

幸せ者でありました。

彼の人は私をこれでもかと

愛でてくださいましたし、

私もまた彼に愛の言葉を返しておりました。

彼の人は幸せ者というのが口癖のようで、

その幸せの根源こそ私だと

確かに申しておりました。
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