草食系鈍感彼氏の射止め方
「そっかー。
3ヶ月ぶりくらいになるんかな?
もう、進路は?
どうするか決まった?」
「多分…このまま付属の大学へ進学すると思います」
「それ聞いて安心した。
大学進学しても頑張って勉強するんやで?」
「あはは。
なんかお母さんみたい」
お母さんと同じこと言う彼についアタシは笑う。
「え?そう?
でもせめてお兄さんとか言ってほしいねんけどなぁ」
雫石さんも笑った。
「お兄さん?」
「そう、うーちゃんは可愛い妹みたいなもんやからね」
そっか。
妹…。