首筋にナイフ


「あぁ、知ってるかもしれないが、こいつはオレの従兄弟の小早川芳乃。無愛想な子だけどよろしくしてやってな」


「余計なこと言うなぶっ飛ばすぞ」


……確かに、小早川さんは無愛想だ。


というか怖い。


なんかすっげえ怖い。


本当に吉川先輩と親戚なのだろうか。


「ハルヒコくんね、私の大会見に来てくれるっていうから、一緒に行ってくれる?」


「おう! まかせとけ!」


自分の胸をバシッと叩く吉川先輩。


頼もしいな。





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