―偽愛―



浮輪に頭を乗せ 優人の身体に脚を巻き付ける



優人もプカプカと浮輪に掴まり ただふたりで顔を見合わせる



“仕事、大丈夫なの?”



“せっかくの夏だし、広海と海に来たかったんだ… 会いたかった”






ちょっぴりイイ感じ



アタシの王子様








ふと、アタシの家を見る



海翔が 窓枠に肘を立てて煙草を吸ってる




なんとなく 見られたくない気がして アタシは背を向けた



優人がkissをしてくる



濃いくて 甘いkiss



優人の口から漏れる吐息



アタシの首筋にもkissをする



キツく吸い付くように



優人の大きな手が アタシの胸に触れる



ヤバい



水着のパットがバレる



“優人 ここじゃイヤだよ…”



すかさず 胸を隠す



“俺…我慢できないわ”



優人はアタシの手を掴み 胸を触ろうとする



“イヤだって…”



アタシの言葉は 耳に入っていないみたいで


強引に触ってくる



そして 水着の中に手が入ってくる



“広海…胸、小さくなった?”



“そっかなぁ?”



とぼけるアタシ



もう イイや…






アタシ達は そのままイイ雰囲気もないまま


エッチした



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