水瓶の中ー【短編集】

私にとっては残念なことだった。


彼女は、私のことをどんなふうに思っていてくれたのだろう?


もう少し明るくあってほしいと思っていたのかな?


最後まで、私を好いていてくれただろうか。



距離が離れても、交換日記をする事は中学まであった。


でも、遊ぶことはほとんど無くなった。


世間のイメージは私は陰で彼女は陽。


お互いの友人も、馴染まなかった。

やがて、私達自身も。


二十歳の同窓会
彼女は早々に結婚し、お腹に子どももいたという。


私は参加しなかった。


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