キミは許婚


「もしかして!」



ハッとのどに詰まっていたものが取れたかのように、頭にある人物が浮かんだ。



「上条不動産の社長!?」


「お前、今頃気づいたのか!」


「もう、明ったら~」



強面の父にはギッと睨まれて、のんびり屋の母には軽く笑われて。



「まぁ知らなくて当然ですよ。まだまだ成長途中の小さな会社ですので」



目の前の本人にはフォローされる始末。
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