キミは許婚
……なんて思ってたら大間違い。
「私では安定がない、と?」
……顔は笑ってるけど……背後に黒いオーラが見える。
怒らせちゃった!?
「いえ! あのっ! そういうわけでは……」
「確かに公務員のように安定はしていませんが……あなた一人養える財力はあると思っているのですが……」
「そ、それはわかってます!」
上条さんの黒いオーラはいつの間にか消えていて、寂しそうな顔をしていた。
怒らせたんじゃなくて悲しませちゃったかも。