キミは許婚


「上条社長よりご伝言をお預かりしております」


「……伝言!?」



秘書と名乗る柚野さんは深く頭を下げた。


ここが道端じゃなければこのままひざまずいてしまうんじゃないかと思うくらい低姿勢。



「はい。明日のご予定についてです」


「あぁ……そういえば……」



予定だけ埋められて、場所や時間は聞いてなかった。



でもそんなの聖が電話してくれれば済む話なのに。
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