キミは許婚
「ここです。あたしの部屋……。ちょっと片づけるので待っててください」
ホントは入れるのもイヤだけど、父が絡んでいる以上そういうわけにはいかない。
部屋に家族以外の人が入るのは……哲太以外初めてだ。
哲太だったら気軽に案内できるんだけどなぁ。
気分が重くなりながらもドアを開けて、一旦閉めようとするとそのドアを上条さんに止められた。
「なっ……どうしたんですか!?」
「片づけなんて構いませんから。入れてください」
構いませんって……あたしが構うから!