キミは許婚


視線がくすぐったい。


ちょっと髪を耳にかけてみたりして、聖に見られていることを意識してしまう。



「今日はいつもと違うんだな」


「あ、うん、食事だし……今日はあたしが聖に合わせてみたの」


「ふーん……」



大人っぽくしてきたつもりなんだけど、お気に召さなかったかな?


審判を下されるかのようにソワソワしながら聖が口を開くのを待つ。



「似合ってる」


「ホント!?」



あんまり大人っぽい格好なんてしないから、自信なかったけど……聖に褒められるなんて嬉しい!
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