キミは許婚


目を丸くしたあたしに父が、


「報道については一応知っているようだな、明。中に入って話そう」


と、あたしと聖を大広間へと促した。




大広間へ入ると母がもうすでに準備を完了していた。


後は飲み物を用意すればいつでも食べられる、そんな感じだった。



「いらっしゃい、聖さん~。まぁ、さらに男前になって!」


「ありがとうございます。この数カ月で随分仕事の腕も男も磨きましたから」



謙遜する様子もなく聖は母に返した。


まぁ、聖はそういう性格だよね。



……それよりあたしが気になるのは……。
< 418 / 533 >

この作品をシェア

pagetop