キミは許婚
目を丸くしたあたしに父が、
「報道については一応知っているようだな、明。中に入って話そう」
と、あたしと聖を大広間へと促した。
大広間へ入ると母がもうすでに準備を完了していた。
後は飲み物を用意すればいつでも食べられる、そんな感じだった。
「いらっしゃい、聖さん~。まぁ、さらに男前になって!」
「ありがとうございます。この数カ月で随分仕事の腕も男も磨きましたから」
謙遜する様子もなく聖は母に返した。
まぁ、聖はそういう性格だよね。
……それよりあたしが気になるのは……。