キミは許婚


「そんな……!」


「何か言いたいことがあるのか?」


「あ……」



学校で問題なんて起こしたくなかった。


両親が心配する。


先生にも手がかからない生徒だと思ってもらいたかった。



「……失礼します」



言いたいことは飲みこんで……振り絞った声で告げて、あたしは職員室から立ち去った。



悶々とした気持ちを抱えたまま……。
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