キミは許婚
結局家に帰っても悶々とした気持ちは消えることがなかった。
「お母さん! ちょっと聞いて……って……そっか……出かけてるんだった……」
母に話を聞いてもらおうなんて思っていたけど、父と母は会食にでかけていて誰もいなかった。
「もー! なんでこんなムシャクシャしてる時にいないの!?
なんであたしばっかり! あたしが全部悪いわけないじゃない!!」
あたしの怒りと悲しさが入り混じる思いは爆発。
泣きながらリビングにあるクッションを壁に何度も投げつけた。
なんであたしが怒られるのよ! 悪いのは皆も一緒じゃん!
先生があんなこと言っていいわけ!?
声の限り飲みこんだ思いを吐きだしていた時……門扉のベルが鳴った。