キミは許婚
や、やばい! 機嫌損ねた!
慌ててコーヒーカップをテーブルに戻すと、聖に向き直って謝った。
「ご、ごめん……あたしが砂糖入れ過ぎて……」
「いや、謝るなら三年前の無礼な発言を謝ってほしい」
「え!? さっきも謝ったけど……じゃぁごめ……」
「いや、それよりも出会っていたことを忘れていたのを謝ってほしい」
「えっと……それは本当にごめんなさい……」
ペコリと頭を下げてみせるあたしに、思わぬ言葉が聞こえてきた。
「でも……本当に謝らなければいけないのは俺かもな」
……え? 何!?
どういうこと? 何かあるの!?