少女マンガ的妄想
カタカナを漢字になおしなさい。

薬を飲んで病気がナオった。



放課後。
教室には、漢字ドリルと格闘する緑と、それを隣で見ている流備の姿があった。

「ハァ〜、ツイてないなー。授業中寝てたくらいで、なんで居残りしなきゃいけないの〜」

「ツイてないのは、俺の方だっての。なんで俺が緑の居残りに付き合わないとダメなんだよ」

口を膨らませてブーブー文句をいう緑に、流備はさらに文句を言った。

「だいたい授業中に寝るか普通…よりによって鬼ババァ三崎の授業でさ」

「だって、昨日寝るのおそかったんだもん。いろいろとやることがあってさ。寝たの2時だよ?5時間しか寝てないだもん」

緑はことさら『5時間しか』を強調して答えた。

「緑のことだから、どうせマンガにでもハマッて眠れなかったんだろ?」

流備はバカにしたように緑にいった。

「まったく、小学生じゃあるまいし、ちょっとは成長したらどうだ」

「むかっ!成長してるもん!胸だって大きくなってるし!!それに昨日はデートしてたんだもん!!大人の夜のデート!!」

緑はムカついて流備にくってかかった。それを聞いた流備は驚いて

「へ?大人の夜のデート?それって…」

みるみる流備の顔が赤くなっていく。それを見た緑は、自分がなにを言ったのか理解して、真っ赤になって抗議した。

「ちっちがうよ!!ルビーが考えてるような事してないよ!!ちょっと誤解しないでよ」

「だっ…だよな……あはは……」

「エロエロルビー」

緑が小声でささやいた。

「だっだれがエロエロだコラー!!もういい。帰る!」

そういって流備が、席を立って帰ろうとすると、緑は慌てた様子で弁解した。

「まって!まって、謝るからー。ルビーがいないと課題が終わらないよー。おバカな私には、ルビーの知恵が必要なんですー」

「わかった、わかった。俺もあまいねー」

そういって流備は席に座りなおした。




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