Opacity-不透明-
「どうかした?」
梓が聞いた。

「ほら」
慧がバトンを見せた。

「あ、バトン・・・?」
梓が言った。

「じゃあ、端でやるぞ」
慧が、歩いて先に行くのを、梓が、小走りでついていった。


「いいか〜?」
離れた所から慧がバトンをふる。


「いいよ〜」
梓か、手を降って合図する。



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