ココロノカケラ
「名誉の負傷でしょう。それに」
ソウマが自分の、
血を吹いたままの傷口を
チラリと見た。
ドキッとした。
また、
発作を起こしてしまうんじゃないかって。
けれど、ソウマは、
苦しそうに一息ついて、
笑った。
「治るかも。オレの発作」
「そうかもね」
驚かされすぎて、
こっちが倒れそうだった。
「あんまり脅かさないで」
グイッとソウマの顔を
怪我から背けさせると、
大きな傷には包帯を巻いた。
キズ口がふさがってくると、
ソウマはあたしの手元をじっと見ていた。
「そうだ」