ココロノカケラ
何か、言ってて虚しくなってきた。

それ言って、どうなるんだ。

「もう、いい」

かみつくのをやめて、ため息をつく。

「正気に戻ったんならいいや。

立てる?

保健室、自力で行けるね?」

ソウマは、そんなキリカをじっと見ていて、

「冷たいね」

つぶやいた。

ソウマの目に意地悪な光が戻っている。

「今、教室に一人で戻ったら、

みんなの興味津々の目が

待ってると思うけど」

「それって、…後で戻っても同じでしょ?」


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