ココロノカケラ
ソウマは苦笑いした。

本当はちょっと違うんだろう。

けれど、それは言わないらしい。

何か、必死で考えているのか、

離れた窓の遠くの空をじいっと見つめて


「オレがそこまで降りていけばいいんだ」



つぶやいて、まっすぐこっちを見た。


「まず、そこにいてくれたらいいから」


あたしは黙ってソウマのかわいい顔を見た。


「それ、理解してないな」


あたしはコクンと頷いた。

ソウマが頭を抱える。

本当に両手で頭を挟んで、その隙間から


< 43 / 137 >

この作品をシェア

pagetop