顔のない恋
Ken2に、お父さんが帰ってきたことを知らせ、
暫く抜けると、また後で…と告げ、パソコンを離れた


無言でご飯の支度をし、ドカッと椅子に腰を下ろし、新聞を見ているお父さんの目の前に並べていく


私は、目を合わせることもなく、食べ始めたお父さんと背中合わせのリビングのソファーに座り

特に見るでもないテレビをつけて、お父さんが食べ終えるのを待つ。

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