顔のない恋
クリスマスが近付いてきて、再びクラスが色めき立っていたある日、

バイトの休憩で、スタッフルームに、ケイタと二人きりになった。


椅子に座り、雑誌に目を落とすケイタに、それとなく聞いてみようとしたが

「そういえば、ケイタって彼女いるんだっけ?」


かなり唐突な質問になってしまった…。

< 74 / 199 >

この作品をシェア

pagetop