顔のない恋
そう思いながらも、
気持ちを伝えるチャンスなんじゃないかと、

何もしないで後悔はしたくないと


パスタを一口、口に運び
ゴクリと飲み込むと、意を決して話しかける。


「あの…」
「あの…」


二人の声が見事にハモった…。

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