学び人夏週間

「私も付き合うよ。自分の仕事しながらでも採点くらいは手伝ってあげる」

せっかくの私の好意を、重森が不満だとでもいうようにこぼす。

「えー、採点だけ?」

「当たり前でしょ。課題の分、しっかり学びな」

「えー、終わらねーよ」

なんて言っていた彼も、10時を過ぎには今日の課題をクリアすることができた。

松野も重森も、最後のほうはとても眠そうにしていた。

重森が眠気に負けて白目を剥いている顔を、松野がこっそり携帯で撮影していたのは内緒だ。

あの画像がこれからどう活用されるのか、気になるところではある。

「今日も一日、お疲れさまでした」

「お疲れさまでした!」

ミーティングでは松野の行動やその原因を話せる範囲で報告し、長い長い5日目の業務が終わる。

天気予報によると、明日の天気は快晴。

バーベキュー、キャンプファイヤー、花火は、全て明日行うことになった。

今日が大変だった分、明日は楽しい一日になりますように。

部屋に戻って布団に飛び込むなり、私はすぐに眠りに落ちた。





< 131 / 200 >

この作品をシェア

pagetop