一線  死神は舞う
アリアは

顔を上げることなく続ける。




「両親には、

五歳の時に捨てられましたの。


いつも

私のことで喧嘩していたものですから、

私が邪魔になったのですわ。



それからは、

施設生活。


十年が過ぎたある日、

父が亡くなったために、

母は私を迎えにきたのですわ。


けれど、

次の年には、

もう家計は崩壊寸前。
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