一線  死神は舞う
メイドが慌てて頭を下げる。



「いえっ・・・。

あなたのせいではありませんから」



不機嫌なヴィラの代わりに、

俺が答える。



使い慣れない敬語で。




「あの・・・お茶、

お嫌いでしたか?」



なかなか口をつけない様子を見て、

メイドが不安そうに俺を見る。



「あっ・・・

俺ら、猫舌なんすよ」




・・・なんて

思わず言っちまったけど、

言い訳にはちょっときつかったか?
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