My Story ━自分物語り━
どうやら此処では日本語は通じないようだ。心慈の言葉は変換されアリルに伝わり、アリルの言葉は変換され心慈に伝わる。
日本語が変換されない場合そのまま日本語としてアリルに伝わる仕組みらしい。

『タメトリタ―って此処でゆう金?』
「アーニャから教えてもらったの。少しなら持ってるよ」

腰にぶら下げてる小袋の紐をほどいて心慈に手渡す。

「通称“Т”って呼ばれてるの」
『解った。俺が持っててもいいのか?』
「もちろん!マスターの役に立ちたいし」

アリルの眩しい笑顔に心慈の心は何故か温かくなる。それがどうしてか解らなくて心慈はローブの胸元をきつく握った。

「チズ!チズも要るんでしょ?品揃えのいいとこなら知ってるよ」

アリルは心慈の左腕を引っ張り店へと向かう。
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