人魚姫
高校を出てすぐ実家を出た。
家を出る日、引っ越しを手伝いに来た店長と志賀に母は「娘を宜しくお願いします」と頭を下げた。
そんな母をバカ気た目であたしは見ていた。
頭なんか下げてどうする。
娘はこれからこいつらに男に売られるんだよ。
勿論母は知らない。
キャバクラの寮に入ると言ってある。
母子家庭で裕福ではなかったから、専門学校に行く資金を貯めたいと言ったら渋々キャバクラ勤務を許してくれた。