トライアングル。
噂をしていたら、
当の本人が帰ってきた。

「あー、疲れた。」

「おかえりなさい、佑くん。」

「ただいま。」

「こってり絞られた?」

と、陽貴が訊くと、

「あぁ、反省文三枚。」

と返ってきたので、

「お疲れ」と、返していた。

「これに懲りたら
もうしないのよ。」

陽香が釘を刺した。

「へーへー。」

佑貴は適当に返事をすると、
二階に上がってしまった。

陽香はため息をついた。
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