お洒落男子。
桃子ちゃん
つぎの日、早起きをしたボクはちょっと早めに登校をした。
桜の花びらが空を舞い、とても綺麗だった。
教室に入ると、ボクが一番だった。
カタンッ…椅子の音が響くほど静かな教室。
外からは部活を行っている野球部の声が良い感じに教室に入る。
「桃子ちゃんは部活に入っているのかな…?」
外を眺めながらボソっと声に出てしまった。
「入ってないよ。」
後ろから声がして、ビックリしたボクは振り返った。
「……………あ…。」