俺様のち王子。[完]




「…ちょっ…徹っ…人居るからあっ…ンッ」


胸板を押して抵抗。



「何?もう満足?」



呼吸が乱れてゼェゼェしてる
私に比べいたって通常の徹。



「やめてよ、こんな人前で…」



「んな事いって本当は嫌じゃないんだろ?」




はっきり嫌とは言えない私。




「……ふんっ。」




不機嫌になり、徹を置いて歩きだす。




「おい!置いてくなよ!」




内心は、そんなに怒ってないけどね?




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