俺様のち王子。[完]
でも、思ったほどの痛みはなくて、時計を見るとお昼を過ぎていたため帰ることにした。
「せんせ-。もう大丈夫みたいなので帰りま-す。」
「あら、そう?じゃいつでも無理しないで来なさいよ?」
「はーい」
そう言ってドアから出ようとした時、
「……あ!楠木さんっ!」
私が振り向くと、
「あなたをここまで運んでくれたの、神谷君よ。」
―――え。嘘ぉ、
「あなたの事すごく心配してたわー。」
若干羨ましそうに話す先生。
「…そ、そうなんですかあ。」
適当に相槌をうち逃げるように保健室を出た。